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がん治療・予防
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人はなぜがんになるのでしょうか?

がん細胞も、もともとは正常細胞です。それが、様々な原因で遺伝子が変異することでがん細胞になります。
ただ、このがん細胞の発生は特別なことではなく、私達の体の中でも、ごく日常的に、1日に3000~5000個のがん細胞が生まれていると言われています。そして、その異常な細胞を排除できる防御システムが私たちの体内で常に働いています。
この防御システムは2つのステップになっています。
ステップ1 細胞内の遺伝子によるシステムです。
細胞内の遺伝子によるシステムです。
細胞は遺伝子によって常にコントロールされており、ウイルスや紫外線、放射線等々でダメージを受けても、遺伝子の働きで修復したり、細胞死(自らを死滅させる:アポトーシス)を誘導したりして細胞がガン細胞化するのを防いでいます。
ところが、そのシステムを指令するシステムが失われると、細胞の働きがコントロールできず、細胞分裂と増殖を無限に繰り返すガン細胞となってしまいます。
しかし、こうしてガン細胞が発生しても、第2の防御システムがあります。
ステップ2 体内の免疫細胞によるシステムです。
免疫細胞は、体内を常に巡回しパトロールして、ガン細胞を発見しては、攻撃したり、食べて消化(貪食)したりしてガン細胞が増殖する前に排除しています。

以上のように、体内の防御システムによって、ほとんどのガン細胞は消滅します。
しかし、このシステムが何らかの原因で正常に機能しなくなると、ガン細胞が生き残り、人体に大きな影響を及ぼすようになります。

がんになるメカニズム

日本でもっとも死亡率が高い病気
まさに今、あなたの体の中ではがん細胞が生まれています。と言うと、ドキッとするかもしれませんがどんなに健康な人でも例外なく毎日約3,000から5,000個ものがん細胞が体内で生まれているのです。
もちろん、私たちの体内で毎日発生しているがん細胞が、すべて「がん=悪性新生物」になるわけではありません。
なぜなら私たちの体内にある様々な免疫細胞の軍団が日々、生まれてくるがん細胞を容赦なくやっつけたり、自滅させたりしているのです。
「がん」と診断されるまでの期間

がんや様々な病気から身体を守っている「免疫細胞」


そのおかげでがんを発症することなく、健康でいられるのです。
しかし、加齢やストレスなどで免疫機能が低下すると、がん細胞を駆除しきれなくなってしまいます。
そうすると駆除を逃れたがん細胞が体内で密かに分裂を繰り返し、大きくなりがんを発症してしまうのです。
10年かけて育つ

病気しないからと安心してがん検査を 受けないのは大きな間違い


免疫機能の低下でがん細胞が見逃されてもそこですぐにあなたはがんですと宣告されるような状態になるわけではありません。
がんと診断されると(7mm〜1cmぐらい)の大きさになるまで潜伏期間が10年以上あります。
例えば、30歳のときに免疫細胞ががん細胞をうっかり見逃してしまったとします。
すると、10年以上かけてそれがじわじわ育ち、40歳過ぎになった時がんと診断される状態になるわけです。

つまり10年間、病気1つしたことのない健康な人であっても実は体内でがん細胞が人知れず増殖している可能性があるのです。
その間の生活習慣やストレスも影響しているといえます。
早期発見から、末期がんへはあっという間
さらに早期発見からわずか3年ほどの間に手術で、完全に取り除くのが困難な進行がんさらに病巣が全身に転移する末期がんへと移行します。
「がん細胞が小さく弱いうちに叩く!」つまり、早期発見、早期治療が、がん治療の基本です。
年齢と共に増加するがん細胞。「まさか自分がなるなんて!」と思ってからでは遅いのです。

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